万年ぼっちの僕が語る、孤独であることの6つのメリット

B!

 

ようこそ孤独の世界へ・・・

 

 

僕は生まれてからずっと、世間でいう「ぼっち」に当てはまる人間です。

小学校の頃は友達と遊ぶことよりも一人用のゲームを進める方が好きだったし、中学高校でも昼飯は一人で教室で食べてました。

大学生になっても色々な国を旅行してきましたが、それはすべて一人旅です。

社会人となってからはプライベートで誰かと遊んだことは一度もありません。

 

よく「ぼっち」ということが社会的弱者の如くネタにされたりするけど、僕自身ぼっちから脱出したいとか微塵にも思わないんですよ。

別に強がってるわけでもなく本気で。

 

そんな生まれながらにして「お一人様人間」の僕が、ぼっちの良いところについて思いつく限りまとめてみました。

 

 

スポンサーリンク

とにかく楽

例えばどこかに旅行に行くとします。

これがもし誰かといくという話なら、一緒に行く人と合わせて計画しなくてはいけません。

 

行けるところは限られてますし、自分が観光したい場所をあきらめなきゃならないこともあります。

けどそれって無茶苦茶嫌ですよね?

 

僕は絶対嫌です。

 

僕は大学生の時に北海道で研修やるぞってなって、研修前は北海道の色々な場所を周遊、帰りは青春18きっぷで北海道から東京まで普通電車で帰るという旅をしました。

どこに行くとかは旅行中に考えてたので完全なノープラン。宿も当日決めるというやり方です。

 

まあ一緒に行こうなんて人いないよね。

でも、こんな無茶な旅でも全然問題ないのが一人旅の良いところ。もう本当に楽。

 

もし間違いがあって「誰かと旅行する!」となったら、普通は事前に計画しないといけなくなっちゃいます。

「行きは札幌・富良野・帯広に行って、宿はここにして、電車の時間は・・・」なんてやってたら、僕は発狂してしまいます。

そして絶対計画通り事が進まなくて、旅行中なのに嫌な空気になってしまう自信があります。

 

一人であるということは、全て自分で決めることが出来るということ。

他の人のやりたい事を優先して、自分が我慢する必要はありません。

 

自分がやりたいようにやれば、それでいいんです。

 

 

以前に「ぼっちの一人旅なら海外へ行くべき4つの理由」という記事を書きましたが、一人旅は本当にやりたい放題出来るのでオススメです。

 

やりたいことのための時間が確保できる

僕は会社で働く傍らブログを書いてます。

しかし、もし僕が人付き合いの多い人間だったら、このブログなんて存在しなかったでしょう。

 

というか人付き合いのない状態でも常に時間が足りないと思っているような人間です。

むしろ誰かのために時間をとられるというのが恐ろしくて仕方ありません。

 

「時は金なり」なんて言いますが、僕から言わせれば時は金でもなんでもありません。

なぜなら、時は万人に対して平等である数少ない存在なのですから。

 

もしお金で時間が買えるなら、貯金のほとんどをそれに使う自信があります。

ジョジョのスタンドなら時止め能力の「ザ・ワールド」が一番欲しい。

 

ただ、人付き合いそのものが駄目だっていうつもりはありません。

それが自分にとっての糧になるものなら、時間をかけてでも関わるべきです。

 

しかし、ほとんどの場合は別になくても問題のない付き合いです。

過剰な人との交流は、結局のとこ自分自身を犠牲にしてしまうことに繋がるのです。

 

 

孤独であれば敵がいない

ぼっちなら、そもそも複雑な人間関係がないので、嫌な人と関わりあうことはありません。

現代人の悩みのタネの大部分が人間関係があるので、これは大きいアドバンテージなのではないでしょうか。

 

僕は生まれながらのボッチマンなので、嫌いな人や苦手な人と関わりあうことはありませんでした。

特に親しい友達もいないですが、人間関係に悩むこともなかったので、全体から見れば十分に楽しい人生を送れています。

 

ですがいくらボッチでも、会社で働くに以上は最低限の人間関係は持たなくてはいけません。

僕の場合は職場の人とはある程度の距離をおきながらも、普通に接して仕事もやり遂げていたので、人間関係に悩むことはありませんでした。

 

ですが勤務先が変わり、上司が超苦手な人間になったときだけは別です。

その上司は、いわゆる「ブラック企業的思考」の持ち主だったんですが、そんな相手に対して嫌でもやり取りを何度もしなくてはいけません。

 

ここで愚痴を言ってもしょうがないので細かいことは伏せますが、結果的に僕はそこで精神的にかなり追い詰められました。

医者からは軽度ではあるものの「鬱」であると診断されましたしね・・・。

僕自身が責任者としての立場もあったので、色々と我慢していたのですが・・・本当それがいけなかった。

これについては、関係を断ち切れなかったこと。そして嫌いな人間と何度も接触して、僕自身が消耗してしまったのが原因です。

 

会社員だと、上司ガチャでハズレを引いてしまった時の絶望感はマジ半端ないです。

所属している以上、完全に一人になれなくて逃げられないですし。

 

フリーランスなら、こういう悩みが少なそうでいいなあと思うんですが、実際はどうなんでしょう?

スポンサーリンク

ぼっちはお金がかからない

一人でいることは友人付き合いというのもないので、飲み会とかの交際費がかかりません。

その分、将来のための投資などにお金を使えるので、自分自身のためにもなります。

 

もちろん友人との付き合いが悪いとは言いませんし、人生にとってプラスになるような場合もあるでしょう。

でもぶっちゃけ、誰だって行きたくない飲み会くらいあるでしょ?

 

せっかく誘ってくれたのに申し訳ない?断りづらい?

そんなんだからお金もためれないし、自分の時間も確保できないんだぞ。

 

もう全然断って大丈夫です。

それに普段からぼっちなら、ありがたいことにそんなに引き留められることはありません。

人付き合いは必要なものだけ行くようにして、自分自身のお金は自分で守らなくてはいけません。

 

 

 

友達がいなければ人間強度が上がる

 

人間強度って聞いたことがありますか?

とある人物が使っていた言葉なんですが、なかなか印象深いですよね。

 

まあその人物って、小説もといアニメの主人公(↑)なんですが。

〈物語〉シリーズの主人公、阿良々木暦は、「友達はいらない。友達を作ると人間強度が下がるから」という名言を残しています。

いわく「友達を作ると弱点が増える」とのこと。

 

確かに、友達というだけで情に流されやすくなるものだし、それが自分自身の本心を曲げてしまうこともあります。

例えば「好きな女の子は誰?」って聞かれて回答を拒否したら、「友達なんだから教えろよー」みたいなこというやつ。

お前は友達だから知りたいんじゃなくて、ただのゴシップ的な興味があるから知りたいだけだろ!っていつも思う。

僕が中学生のころ「好きな人を教えてくれなきゃ絶交する」なんて謎の脅しをかけられたことがありますが、よくそんなこと言いながら友達といえるなと逆に関心したもんです。

 

もちろん、そんな低俗な輩に好きな異性を教える必要はありません。

100%恋愛を応援してくれるわけないし、なんなら翌日にはグループ全体に広まってます。

 

で、これが今みたいな学生の恋愛みたいなものなら、まだかわいいものです。

これが薬物の誘いだとか、怪しい宗教とかだったら取り返しのつかないことにだってなります。

そういうことしている連中は、全員人間強度が低いからあんなことになってるのです。

 

ただ、自分にとって良い影響をあたえる友人もいるのは間違いありません。

阿良々木くんは「友達はいらない」と言ってますが、こういうwin-winの関係になれるようなら友達も悪いものじゃありません。

つまり友達はいてもいいけど、情に流されて自分にとって不利益となるような友達はつくるな!ってこと。

最近「馬鹿と付き合うな」なんて本が話題になってるけど、要はそういう事です。

 

人間強度という言葉を作り出した阿良々木くん。

過去にあった出来事から彼はこういう考えをするようになったのですが、そのわりに作中だとハーレム状態なのは何故なんだ・・・!

スポンサーリンク

自分が自分でいられる

僕は弱い人間です。

周りに人がいると、自分の考えが本当に自分の考えなのか分からなくなってしまうことがあります。

だからこそ、僕は自分が自分であるために「ぼっち」を貫いています。

 

この人間社会・・・特に日本おいては、何かと集団の多数派が絶対的な正しいこととして認識されがちです。

他の人と違う考えを持っていいと世間ではよく言われますが、残念ながらそんな組織・集団はほとんどないのが現実。

意見が対立したとき、少数派は必ず多数派にとっての「悪」になるのです。

 

ブラック企業とか見れば、それが分かりやすいかと思います。

「会社のため懸命に働く」とか「自己犠牲の精神」とか、もう聞くだけで反吐が出そうな台詞ですが、ブラック企業で懸命に働いてる人にはそれが分からんのです。

自分の身を削ってまで働く人生に価値がないことは明白ですが、周りの大多数がそれを美徳と考えていたら、自分の考えが正しいという確証が持てなくなってしまいます。

 

最悪なのは、その多数派の思想に染まってしまうという事。

そうなってしまったら自分の考えを捨てるわけですから、自分の人生を捨ててしまったのも同然です。

 

まあこんなの日本じゃ日常茶飯事だから、ブラック企業なんてのはなくならないんでしょうね。

 

 

こんな感じに偉そうなことを書きましたが、僕自身もブラック企業的な考えに染まりかけたことがあります。

記事の前の方にも書いた勤務先が変わって鬱になってしまったときと同じなんですがね・・・。

そこでは常に人が足りない状態で、僕は助け合いという名のサービス残業に振り回されていました。

 

僕自身も社会人としての経験も少ないので、それが当たり前であると思いかけてしまったんですが、今になって思い出すと本当にゾッとします。

逆に鬱になって良かったかもしれない。そうでなければ未だに気づかずにいたかもしれませんから・・・。

 

集団というのは、ある意味で最も人の心を惑わす存在です。

それにも負けない強靭な精神力をもっているのなら大丈夫かもしれませんが、少なくとも僕には無理な話です。

 

だから僕は自分自身を守るために一人であり続けます。

 

 

最後に・・・

 

この世には2種類の人間がいる。
孤独だと寂しさを感じる者と、そうでない者だ。

― がとり

 

というわけで、ぼっちのライフハック的なことをまとめてみました。

ただこのライフハック、「一人でいることに寂しさを感じる人」にはあまり意味のないことかもしれません。

 

僕自身もう何年もひとり暮らしをしていますが、一度も孤独でいることに寂しさを感じたことはありません。

しかし、「一人暮らしにいつまでも慣れない人」や「周りに誰かいないと寂しくて仕方ないという人」といのはどうしたっています。

僕に身近にも、そういう人は何人もいます。

というか、人間は本質的に群れでいないことに「寂しさを感じる生き物」なのだと思います。

僕みたいな人間がおかしいだけで。

 

しかしですよ?たとえどんなに人付き合いの良い人でも、人間関係に疲れたり逃げ出したくなることぐらいあるでしょう。

そういうときこそ、一時的にでもいいから「ぼっち」になってみて下さい。

それだけで心の重荷は、かなり軽くなるはずです。

 

 

これからも僕は、社会との繋がりがなくならない程度に「ぼっち」を貫いていきます。

 

まあでもね・・・こんな性格だと結婚とか無理だと思うわ。うん。

そういう意味では、「孤独でいる事は社会的弱者である」といえるのかもしれないね。

 

 

最新の記事はこちらから