ジャーキーなど海外の「肉製品」のお土産。日本への持ち込みは大丈夫?
スポンサーリンク

前にオーストラリア土産にジャーキーを買ったという記事を書きました。

 

しかし、実際ジャーキーとかの加工肉って日本へ持ち込めんの?ってことで、今回はそのことについてまとめてみます。

結論から言うと・・・

 

基本的に日本への「肉製品」の持ち込みは出来ません!

 

BSEとか鳥インフルとかの家畜の病気を日本に持ち込まないようにするためです。

もし持ち込んだら、立派な罰則の対象になります。

 

さらに、2019年4月22日から、海外からの肉製品の違法な持込みへの対応を厳格化する」とのこと・・・。

違法に肉製品を持ち込むと、3年以下の懲役又は100万円以下の罰金が科せられます。ご注意ください。

 

なんで、今回僕が持ち込んだジャーキーは「密輸品」ということになる・・・わけではありません。

基本的に持ち込みは駄目ですが、ちゃんと動物検疫所に従ったルールを守れば大丈夫。

 

農水省の動物検疫所のページには詳しい情報が書いてありますが、ここでは必要な情報だけ簡潔に説明します。

 

 

 

製品は検疫の対象か

 

肉を使ったものはすべて対象となります。

 

レバーとかの内臓もこれに当たります。

あと肉製品ではないですが、卵や骨なんてのも検疫を受けなきゃいけない。

 

さらに2017年11月1日からチーズといった乳製品も対象となったので、注意が必要です。

 

 

渡航先の国からの輸入可能かを確認

 

とりあえずここはほとんどの国が大丈夫です。

ただ、鳥インフルエンザやBSE、口蹄疫などが発生した場合には輸入禁止になりますのでご注意を。

 

動物検疫所のホームページに、常に現在の状況が掲載されているので、念のため確認してみるといいでしょう。

 

 

 

検査証明書はついてるか

 

ここ、一番大事。

証明書とは一応書いてありますが、別に書類が必要なわけではなく、商品パッケージに記載されています。

 

ただし、お土産用の商品にこの証明書が記載されて販売している国が

 

・アメリカ

・カナダ

・オーストラリア

・ニュージーランド

 

の4か国ぐらいしかない。

凄く少ない。まじかよ。

 

 

ドイツの本場のソーセージを持ち帰りたい?

イタリアやスペインの市場で売ってる、丸ごとの生ハムを持ち帰りたい?

 

諦めてください 

 

一応個人で検査証明書をつくれば大丈夫ですが、たかがお土産でそこまでするのは割に合わなさすぎる。

やり方も良く分からないし、それなら日本で同じようなの買った方が圧倒的に楽で安くなるはずです。

 

 

あともう一つ重要事項。

 

アメリカ・カナダでは検査証明書があっても、牛肉製品の輸入は出来ません!

 

正確には検査証明があって持ち込みOKなのが豚とニワトリなどの家禽類の肉製品のみという事。

なのでヤギ肉とか鹿肉とかも駄目!

 

アメリカ土産として、定番であったビーフジャーキーが持ち込みできないのは、なかなか痛いですよね。

ちなみに僕はアメリカ旅行の帰りに、飛行機出発2時間前にそのことを知って、ビーフジャーキー6袋を一気に食べたことがあります。

塩分過多で飛行機の中は水ばかり飲んでいました(トラウマ)

 

 

検査証明書ですが、オーストラリアの場合は下の画像のような文章とマークがあれば大丈夫です。

 

それでお土産のカンガルージャーキーだと、こんな感じに記載されています。

 

オーストラリアの場合、基本的にお土産屋や免税店で売ってるものは、証明書が記載されてるのがほとんどでした。

ただ例外もあるので、買いたいものは確認した方が良いです。

 

スポンサーリンク

 

 

動物検疫カウンターでチェックしてもらう

 

これで最後。

 

日本に着いたら荷物を受け取った後に「動物検疫カウンター」というのがあります。

そこでチェックしてもらいましょう。

 

チェック自体はすぐ終わるので、面倒なことはないです。

それと検査証明書があっても、開封してしまったら無効となってしまいます。

 

「おなかが減ったから、開けて少し食べちゃった~」とかやってると、検疫カウンターの人にでボッシュートされます。ご注意。

ちなみに荷物を受け取るとき、運が良ければ検疫探知犬と出会えます。

 

画像は動物検疫所ホームページより

 

しかもビーグル。超かわいい。

 

しかしこう見えて、肉製品を嗅ぎ分けられる嗅覚をもつスペシャリストです。

なので「トランクの奥に隠してこっそり密輸・・・」とかしても、ワンコたちによって即ばれます。

 

密輸駄目。絶対。

 

大変愛くるしい彼らですが、お仕事中なので撫でたりするのは声を欠けたりするのはNG。

邪魔にならないよう、遠くから見守りましょう。

 

 

まとめ

 

海外旅行で肉製品のお土産を持ち込みたいんだけど?
渡航先の国によって可能な場合もあります。

オーストラリア・ニュージーランドの場合

検査証明書があればOK。

帰国したら動物検疫カウンターにチェックしてもらいましょう。

 

アメリカ・カナダの場合

豚、ニワトリ等の家禽の肉製品のみOK。それ以外の肉製品は不可。

そして検査証明書が必要。

帰国したら動物検疫カウンターにチェックしてもらいましょう。

 

それ以外の国

無理。

 

 

 

こちらの記事もおすすめ

↓刃物のお土産について
↓カンガルー、エミュー、クロコダイルのジャーキーを食べてみた

 

スポンサーリンク
おすすめの記事