海外旅行に行くなら異国情緒を感じられる場所に行きたいもの。
タイの水上マーケットはまさに、そんな風に考えている人にはお勧めの場所です。
僕自身もこの前・・・と言っても3か月くらい前の話になりますが、タイ・バンコクの郊外にある「アムパワー水上マーケット」に行ってきました!
ということで、アムパワー水上マーケットに行ってきた感想、そして魅力についてお伝えします。
Contents
アムパワー水上マーケットって?
水上マーケットはその名前の通り、船をつかって商品を取引する市場のこと。
かつて、タイをはじめとした東南アジア諸国では、運河を利用して農水産物の輸送をしていた歴史があり、そこから水上マーケットというものが発展していったそうな。
現在だとタイの物流は、交通機関が発達して水運というのはなくなってきていますが、観光地としての水上マーケット旅行者に大きな支持を得ています。
タイにはいくつか水上マーケットがありますが、特に有名なものだと以下の3か所です。
- ダムヌーン・サドゥアク水上マーケット
- アムパワー水上マーケット
- タリンチャン水上マーケット
ダムヌーン・サドゥアク水上マーケットはタイで一番人気の水上マーケット。けど外国人観光客向けなので、色々と割高。
タリンチャン水上マーケットはバンコクから近いとはいえ、規模は若干小さめ。
ということで、今回はアムパワー水上マーケットに行くことにしました。
アムパワー水上マーケットはバンコク郊外のサムットソンクラーム県にあります。
バンコクから100㎞ほど離れていますが、ミニバスで1時間半ほどで行けるので、日帰りも可能です。
水上マーケットではありますが、どちらかと言えば船上よりも川沿いのショップ群がメイン。
とはいえ雰囲気は十分に感じられますし、船ではなく自分の足で観光するので動きやすいです。
そして他の場所とは違い、アムパワー水上マーケットは夕方の暗くなってきてからの景観を楽しめるのが大きな魅力。
ライトアップされた景観は、かなりフォトジェニック。ここでしか見られない貴重なものです。
そしてホタルの鑑賞クルーズも有名です。
こちらについても後で紹介します。
あ、大事なことを言うの忘れてました。
アムパワー水上マーケットがやってるのは、金土日の15:00~21:00のみです!
間違って月曜から木曜の間にきても閑散としてるだけなので注意。
アムパワー水上マーケットはどんなものがある?
アムパワー水上マーケットは、結構おおきな水上マーケットなので結構色々なものが売ってます。
ココナッツシュガーとか乾燥ドリアンとか石鹸とか雑貨とか・・・、お土産に出来るものはなんでもあります。
でもせっかく郊外まで来たんだから、地域ならではのものを買いたいもの。
アンパワー水上マーケットでは、この地域発祥の「プラートゥー」という魚が有名です。
こんな感じに、首を折った状態でセイロに入れられて販売されてます。
プラートゥーはサバの仲間ではあるものの、食味はアジの干物に近いとのこと。
味に関してはネットを見る限り日本人にも好評みたいです。
ただ、買ってから焼く必要があるので、ホテルにキッチンがないと食べるのは難しいかも。
僕も今回食べれなかったので残念無念・・・。
↑こんなお洒落なボトルに入ったコーヒーやスムージーも。
↑こんなのも売ってました。カブトガニ。これって食べれるのか!?
水上マーケットのグルメ!
アムパワー水上マーケットには様々な屋台があります。
例えばタイ風ラーメン(クイッティアオ)。
鳥や豚から出汁をとっており、麺は米麺をはじめとした複数の種類から選べます。
あっさりとして優しい風味、それでいて確かなコクもあって美味しいです。
しかも、お値段20バーツと破格もいいとこ。食べない理由はありません
そして、アムパワーに来たからには絶対に食べてほしいのが「魚介の炭火焼き」です!
マーケットのでは、あちこちでエビやら貝やら魚やら炭火で焼いてるのが見られます。
しかも焼く直前まで生きてるような超新鮮なものも。美味しくないわけがありません。
というわけで僕も食べてみました。
エビとシーバスの網焼き、タイ風チャーハン、ココナッツスムージーです!どん!
適当に頼んでみたけど、こんなに量が多いとは思わなんだ・・・。
お値段も700バーツくらいだったと思う。普通に安い。
タイのシーバスこと「バラマンディ」。スズキに近い種類の魚で、臭みもなく上品な味です。
網焼きは一緒に提供されるソースをつけて食べます。
何のソースかは分からないのですが、酸味と辛みがあって「タイ」らしい味。
シンプルな網焼きも、これによってエスニックな味わいになります。マジ美味い。
二枚貝やイカを焼いたやつも食べたかったんですが、これ以上は腹に入らなさそうだったので断念。
料理のシェアが出来ないのは、一人旅の欠点だなと痛感・・・。
↑船の上で焼いてるお店も!水上マーケットならではです。
ホタル観賞クルーズ!
アムパワー水上マーケットといえばホタル観賞!と言ってる人もいるくらい有名なアクティビティです。
暗くなってくると、マーケットのあちこちでクルージングの案内が出てきます。
というわけなので僕も乗ってみました。
クルージングはだいたい1時間くらい。
メークロン川という大きな川に出て、そこにいるホタルを鑑賞します。
川の対岸の木々にいるホタルを見るんですが、うん・・・。
すみません。正直に言っていいですか?
なんていうか、その・・・超地味。
確かに木がイルミネーションみたいに点々と光ってるのは綺麗です。
でもそれだけです。というか、クリスマスのツリーの方が綺麗です。写真撮っても真っ暗だったし。
これじゃホタル観賞じゃなくて、ちょっと光ってる木の鑑賞。
いやね、正直もっとホタルがそこら中に舞っているのを想像していたんです。でもまさか遠巻きに眺めているだけなんて・・・。
僕自身、昔住んでた場所にホタルがいて、間近に見てきた経験があるので余計そう感じるのかもしれませんが。
ホタルを見たことないって人なら体験するのもアリかもしれませんが、あまり期待はしない方が良いかも。
だけどネットを漁ってみると、普通に綺麗にホタルが舞っている写真もあるんだよなぁ・・・。
今回は運が悪かっただけの可能性もあるので、「綺麗に見えたよー」って人がいたら教えてください。
時間があれば周辺の散策もオススメ
アムパワー水上マーケットは郊外にあるので、東南アジアの田舎らしさがあります。
バンコクみたいな都市ではなかなか見られないような趣があるので、時間が許せば周辺を見て回るのも面白いです。
まず、そこら中にココナッツやバナナが実っている。笑
勝手にとって食べてもバレなさそうです。絶対にやっちゃダメですが。
中にはドラゴンフルーツなんてのも。本当にサボテンの実なんだなと実感。
近くを歩いていたら、ハスの花を発見。東南アジアらしい。
アムパワー付近はわんこが多いです。
モフりたい衝動に駆られますが、タイは狂犬病のリスクがあるので絶対ダメ。遠くから眺めるだけにしましょう。
あと僕は行けなかったのですが、川の対岸にはアンコールワットの遺跡のような「ワット・バーンクン」があります。
昼のクルーズで行けるとこもあるので、時間があるかたは是非行ってみて感想を教えてください。
また、近くには折り畳み市場で有名な「メークロン・マーケット」も。
ちょっと離れてますが、ソンテウ(窓がないバスみたいなの)に乗ればすぐなので、オススメ。
僕も行きましたが、電車が来た時の市場の様子は圧巻です。是非に。
バンコクからのアクセス
アムパワー水上マーケットへ行くルートは色々とあります。
面倒ならタクシーで行くのも一つの手段(遠いから断られることもあるらしいが・・・)
時間がかかっても安く済ませたいなら電車でメークロン駅まで行って、そこからソンテウに乗り換えという方法もあります。
ですが、一番メジャーなのはアムパワー行きのミニバス(ロットゥー)を利用することでしょう。
ミニバスは「旧南バスターミナル」という場所から出ています。
旧南バスターミナルはバンコク市街地からはちょっと遠いので、タクシーを利用するのがいいでしょう。
あとミニバスは「チャトゥチャック ミニバスステーション」というところからも出ています。
僕は近くのウィークエンドマーケットにいたので、ここを利用してアムパワーへ行きました。
ただ、アムパワーに直行するのではなく、途中のメークロン駅まで。そこからソンテウに乗ってアムパワーまで行く感じです。
↑ソンテウ
乗り換えがあるので少し面倒かもしれませんが、ソンテウに乗るのは開放的で結構楽しいです。
乗ってる乗客もほとんどが現地のタイ人。旅してる感が満載です。
まとめ
という事で、アムパワー水上マーケットについてでした!
ホタルについては少し残念でしたが、それ以外はとても素晴らしく貴重な体験となりました。
まさに「古き良き時代のタイ」を表しているような場所。
バンコクに旅行しに行くなら、絶対に足を運んでほしい場所です。