水筒に入れて不味くならないホットコーヒーのレシピ
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この前、「コーヒー持ち運びのススメ。」という記事を書きました。

 

で、この記事で僕はハッキリと「コーヒーで持ち運ぶのはアイス一択」とお伝えしました。

なぜならホットコーヒーを水筒に入れて長時間持ち運ぶと、確実に不味くなるからです。

 

そんなこと言っても、温かいコーヒーを持ち運びたいって思うことはありませんか?

寒い日はもちろんですが、中には「コーヒーはホット以外はありえない!」なんて人もいるかもしれません。

 

というわけで、どうにか水筒に入れて、ホットコーヒーを美味しく飲めないか・・・色々と考えてみましたよー。

 

 

そもそも、なんでホットコーヒーを水筒に入れると劣化するの?

 

一言で言うと、「ホットコーヒーは温かいと早く劣化し、美味しさが長持ちしないから」です。

よく言われている「酸化」というやつです。

 

化学的に言うと、クロロゲン酸ラクトン等の苦み成分が水分子に触れることによって分解反応が起こり、雑味を伴う酸味成分であるクロロゲン酸などの成分が生成されるため・・・です。

まあ簡単に言い換えれば、「コーヒーは淹れてから時間経過で、どんどん酸っぱ不味くなるよ!」ってことです。

 

そして、この化学反応は熱によって進行が速くなります。

つまり、保温している状態のホットコーヒーというのは、すぐに飲まなければ不味くなってしまう飲み物なのです。

 

酸化の進行はアイスと比べても何十倍かは違います。

アイスコーヒーなら、1日くらいは全然もちますが、ホットの場合はいいところ30~40分程度。

 

なので、ホットコーヒーを美味しく持ち運ぶためには、この化学反応を起こさないようにする必要があります。

 

結論:水筒にホットコーヒーを入れて美味しく持ち運ぶ方法はない!

 

はい。

いきなりですが、水筒にホットコーヒーを入れて、劣化せずに美味しく持ち運ぶ方法はありません。

「結論が早えーよ!諦めんなよ!」という感じですが、ないものはないので仕方ないです。

 

諦めてください。

 

むしろ、そんな方法があったら教えてください。

僕はもう、お手上げ侍。

 

最終的にホットで飲むための工夫

 

とは言ったものの、僕は「ホットコーヒーを、そのまま水筒に入れたら駄目」と言っただけです。

そう。「美味しいままホットで飲めない」とは言ってないのですよ・・・。

 

要は、温かい状態で長時間持ち歩かなければいいのです。

 

なんでね、うん。

そのための工夫をお伝えしようかと思います。

 

アイスコーヒーを湯煎で温める

 

ホットコーヒーは持ち運べない。しかしアイスコーヒーなら持ち運べる・・・。

なら、アイスコーヒーを温めればいいじゃない!って話ですね。

 

 

持ち運んだ先の職場かなんかで、そういう湯煎できるコンロとかIHがあれば・・・の話ですが。

しかし、湯煎は間接的に加熱する方法なので、コーヒーの温めとしては最適な方法です。

僕も職場が火を使える環境だったら、確実にこの方法をとります。

 

ただ注意点としては温度を上げ過ぎないことですね。

温度を上げれば上げるほど、劣化反応が素早く進行するので、ある程度まで温めればそれで充分です。

 

理想としては、60℃くらいがベストでしょう。高くて65℃くらいまでです。

 

だいぶ低いと思うかもしれませんが、もともとドリップした直後のコーヒーの温度は65~70℃程度です。

飲んでみれば、このぐらいの温度でも十分温かいと理解できるはず。

 

それと、直火で温めるのは絶対にNGです。

直接火にかけると、コーヒー液の鍋に触れてる部分が急激に高温になり、一瞬で劣化します。

素早く温めることが出来ますが・・・やめましょう。

 

 

アイスコーヒーをレンジで温める

 

持ち運んだ先に電子レンジがあれば、それでアイスコーヒーを温めるのもアリと言えばアリです。

手軽に温められるのも良い点。

 

ただ正直ね・・・結構厳しいとこもあります。

 

まず、温度の調整が難しいという事。

先ほど、「温め直しは60℃くらい」と言いましたが、レンチンだとその加減が凄くやりづらいです。

まちがって沸騰するまで温めてしまったら、もう飲めたシロモノではなくなってしまいます。

 

それと、電子レンジだと均等に液体を温められない点もマイナスです。

チンした結果、一部分だけ高温になって、それが原因で不味くなるなんてこともあります。

短い時間なら、そう大きな影響は受けにくいとは思いますが、あまり良いとも言えないのも確か。

 

電子レンジを使うのは最終的な手段として考えた方がよいかもしれません。

 

濃いコーヒー液を作って、お湯で割る。

 

湯煎も出来ないし、電子レンジもナイヨーって人はここ参照。

 

やり方としては、家で超濃いアイスコーヒーを抽出して、それを外出先でお湯で割って飲む。

エスプレッソをお湯で割った「アメリカーノ」というドリンクがありますが、要はそんな感じです。

 

↑こんな感じに超濃く抽出したコーヒーをアイスにして水筒に入れる。飲むときにお湯で割れば完成。

 

お湯だったら、だいたいの職場なら用意できるんじゃないかなーと思います。

けど、お湯すら用意できなかった場合は、別の水筒にお湯入れて持っていくという方法もあります。

 

普通の水筒でも大丈夫ですが、アイスコーヒーと割ることを考えたら、出来るだけお湯の温度は高い方がいいです。

なんで、保温機能に優れた登山用の水筒がオススメですね。むっちゃ保温機能が高いです。

 

 

 

で、この方法・・・実は今回初めて試してみたんですが、普通に美味しかったです。

普通に淹れたドリップコーヒーと風味は若干違いますが、これはこれで全然アリな感じでした。全体としてスッキリとした印象。

 

ただ、欠点はコーヒー豆を多く使ってしまうことですね・・・・・・。

普通のハンドドリップだと、超濃いコーヒーを抽出するのは効率が悪く、必要以上に豆を多く使ってしまいます。

普通のホットコーヒーの2倍の量は必要です。

 

なんで、コーヒーを水筒に入れて持ち運ぶ理由が「節約」であるならば、あまりいい方法ではないでしょう。

味に関しては全く問題ないので、お金を取るか味をとるか・・・といった感じですかね。

 

 

まとめ

 

コーヒーは、ホットのまま美味しい状態で持ち運ぶ方法はありません。

しかし無理やり足掻いて、なんとか美味しくホットコーヒーを飲める方法は見つかりました。

 

まあ正直言って、手間はかかります。

なので可能であれば、水筒で持ってこようとせず、職場でコーヒーを淹れた方が楽に美味しくできます。

ただ、全ての外出先でコーヒーを淹れることが出来るわけではないと思うので、そういう場合は今回の方法を試してみればと思います。

 

・・・この記事書いたのGW初めだから、需要ない気がするけどな!時期的に!(汗)

 

というわけで、水筒に入れたコーヒーをホットで美味しく飲む方法でした。

それでは良いコーヒーライフを。ω・)ノシ

 

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